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  1. 豊後大野市議会 2011-06-29
    06月29日-06号


    取得元: 豊後大野市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-13
    平成23年  6月 定例会(第2回)          平成23年第2回豊後大野市議会定例会会議録議事日程(第6号)                 平成23年6月29日(水曜日)午前10時開議日程第1 第84号議案 豊後大野国民健康保険税条例の一部改正について日程第2 第91号議案 財産の無償譲渡について日程第3 第92号議案 財産の無償譲渡について日程第4 第93号議案 財産の無償譲渡について日程第5 陳情受理番号8号 豊後大野市発注の公共工事三重中学校等)に対する地元建設関連企業への受注機会の拡大に係る要望日程第6 第85号議案 豊後大野廃棄物処理施設条例の一部改正について日程第7 第86号議案 豊後大野市老人憩の家条例の一部改正について日程第8 第89号議案 豊後大野市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について日程第9 第90号議案 財産の無償譲渡について日程第10 第95号議案 平成23年度豊後大野病院事業特別会計補正予算(第1号)日程第11 請願受理番号7号 義務教育費国庫負担制度堅持教育予算拡充を求める請願日程第12 第87号議案 豊後大野戦略作物生産拡大関連基盤緊急整備事業分担金徴収条例の制定について日程第13 第88号議案 豊後大野市営住宅条例の一部改正について日程第14 第94号議案 平成23年度豊後大野一般会計補正予算(第2号)日程第15 議員派遣の件日程第16 閉会中の継続審査申出書---------------------------------------本日の会議に付した事件 日程第1から日程第16まで議事日程に同じ 追加日程第1 発議第5号 義務教育費国庫負担制度堅持教育予算拡充を求める意見書---------------------------------------出席議員(23名)     1番  神志那文寛君     2番  沓掛義範君     3番  和田哲治君      4番  衞藤竜哉君     5番  佐藤辰己君      6番  小野順一君     7番  恵藤千代子君     8番  長野健児君     9番  小野泰秀君     10番  佐藤徳宣君    11番  安藤豊作君     12番  赤嶺謙二君    13番  高山豊吉君     14番  宮成寿男君    15番  衞藤正宏君     16番  宮成昭義君    17番  深田征三君     18番  宇薄克哲君    19番  渡辺一文君     20番  首藤正光君    21番  生野照雄君     22番  伊藤憲義君    23番  小野栄利君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長      橋本祐輔君   副市長     田代勝義君 教育長     久保田正治君  総務部長    羽田野隆敏君 企画部長    衛藤陽一君   生活環境部長  松井博司君 保健福祉部長  赤嶺信武君   産業経済部長  山口清孝君 建設部長    穴見純一君   教育次長    西山清孝君                 豊後大野市病                 院事業管理者 消防長     佐藤武文君           坪山明寛君                 兼豊後大野市                 民病院長 総務部次長兼 総務課長兼選          総務部次長兼         高山義邦君           佐藤文夫君 挙管理委員会          財政課長 事務局長 清川支所長   小野弘之君   緒方支所長   三宮智成君 朝地支所長   小野長次君   大野支所長   衛藤栄一君 千歳支所長   後藤高弘君   犬飼支所長   大塚憲則君                 豊後大野市民 監査事務局長  後藤文夫君           麻生誠一君                 病院事務長 会計管理者   田北厚生君---------------------------------------事務局職員出席者 事務局長    後藤和幸    主幹      太田基一 副主幹     安部一真    主任      平川尚子          開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(小野栄利君) 本日の出席議員は全員であります。 直ちに本日の会議を開きます。---------------------------------------議事日程の報告 ○議長(小野栄利君) 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。--------------------------------------- △第84号議案、第91号議案~第93号議案、陳情受理番号8号の委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(小野栄利君) 日程第1、第84号議案 豊後大野国民健康保険税条例の一部改正についてから日程第5、陳情受理番号8号 豊後大野市発注の公共工事三重中学校等)に対する地元建設関連企業への受注機会の拡大に係る要望までの5案件を一括議題とします。 本5案件は、総務常任委員会に付託としてありましたので、総務常任委員長の報告を求めます。 総務常任委員長渡辺一文君。          〔総務常任委員会委員長 渡辺一文君登壇〕 ◆総務常任委員会委員長渡辺一文君) それでは、総務常任委員会委員長報告を行います。 さきの本会議において付託された案件は5件であり、6月23日に委員会を開催し、審査を行いました。 まず、第84号議案 豊後大野国民健康保険税条例の一部改正についてであります。 この改正は、平成23年度から国民健康保険税の資産割を完全に廃止し、その分、所得割を引き上げることで税収を維持することとしていたが、保険給付費等が増加する一方で被保険者数の減少、また、景気低迷による課税対象所得の落ち込みによる国民健康保険税収入の減、加えて基金が合併当初の約6億8,000万円から平成22年度決算で3億4,000万円まで減少する見込みとなっており、このような非常に厳しい財政状況となっていることから、国民健康保険事業の健全な運営を図るため税率を改正するものであるとの説明がありました。 まず、改正は財源的な部分ということで、この改正でどれくらいの収入が見込めるかとの質疑があり、本年の所得額が決定していないが、昨年の所得割の算定方式で10%所得が落ちた場合に、昨年と同じ税収を確保するという想定をしているが、若干昨年を上回るのではないかと見込んでいるとの答弁がありました。 また、現状を維持するとのことで、長期的な計画ではないが、広域化も議論されている中、この計画は何年ぐらいいくのかとの質疑があり、3年程度を見込んでいるとの答弁がありました。 慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものとして決定をいたしました。 次に、第91号議案 財産の無償譲渡について(旧砂田農産物処理加工所)であります。 この財産の無償譲渡については、豊後大野行政改革集中改革プランに基づく公共施設の整理、統廃合の見直しによるもので、引き続き農産物処理加工所として利用することで地元加工組合との合意ができたので、施設を無償で譲渡することについて議決を求めるものであるとの説明がありました。 まず、譲渡に当たり、必要な設備、故障した部分は配慮したのかとの質疑があり、今後も運営することができるように、改修等環境整備を行い、また設備も順次整備をしてきましたとの答弁がありました。 また、これまで市は年間管理費として幾ら支出していたのかとの質疑もあり、建物保険のみ支出してきた。この施設は指定管理料のない指定管理となっており、利用団体が自主運営を続けてきたとの答弁がありました。 慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものとして決定いたしました。 次に、第92号議案 財産の無償譲渡について(旧六種農産物処理加工所)であります。 これも、公共施設の整理、統廃合の見直しによるもので、この施設はこれまで複数のグループが使用してきたが、今後は新たに誕生した豊後大野市みそ加工組合という組織が運営するようになったとの説明がありました。 審査では、まず、市内にはほかにも類似的な加工所があるのかとの質疑があり、1カ所あり、まだ未解決であるとの答弁がありました。これに対し、行政は平等性が重要であり、地域性もあるかもしれないが、同じ方針で協議してほしいとの再質疑があり、市もその方針で動いており、今後も地域と話し合いを続け、同様に財産の無償譲渡をしたいとの答弁がありました。 慎重に審査し、採決した結果、原案のとおり可決すべきものとして決定をいたしました。 次に、第93号議案 財産の無償譲渡について(旧伏野農産物処理加工所)であります。 この件も、公共施設の見直しに伴うもので、清川にある3つの加工所で最後に建てられ、主にもちとまんじゅうをつくっており、建物については無償譲渡、土地は有償で譲渡するとの説明がありました。 慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものとして決定をいたしました。 最後に、陳情受理番号8号 豊後大野市発注の公共工事三重中学校等)に対する地元建設関連企業への受注機会の拡大に係る要望であります。 この陳情は、停滞する経済のもと、今後予定される大型の公共事業は地域経済への波及効果が大きく、地域経済浮揚の起爆剤であると期待しており、三重中学校建設において生コンの使用について再考いただき、本市における大型公共事業等の発注に対しては、地元建設関連企業への受注機会の拡大について格段の配慮を求める内容の陳情であります。 委員会では、まず三重中学校建設の入札について質疑が行われ、JV4社が参加し、大分市と地元豊後大野市の業者によるJVが落札したとの答弁がありました。 また、委員から、入札と生コンの関係について質疑があり、執行部からは、工事を発注する際に、仕様書の中で当該工事に係る工事資材及び用品等については、豊後大野市内で調達することに努めることというお願いを付記している。ただ、生コンだけを特に市内で調達することとはしていないとの答弁がありました。 その後、三重中学校の建設に係る設計単価等についての話に議論が広がるなど、活発な議論が行われました。 議論の内容としては、市外の生コンのほうが安く手に入るのではないか。地域の建物を建てるときに、できるだけ地域のものを使ってほしいと思うが、そう簡単なことではない。文書の変更もできない。これがなければいいがというところがある。要望の趣旨はわかるが、落札業者に市内の生コンを使ってもらいたいが、やはり価格が選択の理由にもあるだろう。そこら辺は、市長なりに言ってもらうくらいの配慮しかできないなどの意見等が活発に出されました。 一方、執行部からは、市長以下、業者にお願いをしているが、それ以上のことを言えない状況があり、何が何でもという話にはならない。非常に厳しい状況ですと、この間の経緯等の報告がありました。 また、委員からも、使いなさいよと指示はできない。先ほどの仕様書の努力規定が精一杯だ。何が何でもとなると、公正な取引との絡みがあるとの意見が出されました。 このように多数の意見等が出され、慎重に審査しました。最終的に各委員からは次の意見等が出されました。 再考していただきたいという部分等を除いて、疲弊した地域や業界のこともわかる。その全体的な趣旨は採択してよいのではないか。市の発注する公共工事に対する地元建設関連企業への受注機会の拡大をという趣旨は採択することができる。趣旨採択でよいが、今から大型工事が消防署も本庁舎もあり、すべて市外から搬入されるという事態になったときに、地域の生コンは要らないという話になるのか。趣旨を採択するとしても、今後も大型事業がある。市長等には努力をしてもらいたい。ないがしろにもできないなとも思うが、この陳情書の一言一句を見るとちょっと不適切な部分がある。しかし、地場産業の育成の中でわかるところもある。趣旨採択はよいと考えるなどの趣旨採択を求める意見が多数を占めました。 このように、競争の原理は否定できないし、入札が済み、再考することは不可能であるが、市内業者は公共事業に大いなる期待をし、市長初め執行部への要望は十分理解するものであります。 慎重審議の結果、趣旨採択すべきものと決定しました。 以上で、総務常任委員会に付託された案件の審査経過と結果の報告を終わります。          〔総務常任委員会委員長 渡辺一文君降壇〕 ○議長(小野栄利君) 委員長報告が終わりました。 これから委員長報告に対する一括質疑を行います。 質疑はありませんか。 1番、神志那文寛君。 ◆1番(神志那文寛君) 第84号議案の国民健康保険税条例の一部改正のところでお尋ねします。 今、委員長から報告があった中に、今回の税率引き上げによって昨年と同じ税収を確保するという想定をしているが、若干昨年を上回るのではないかと見込んでいるとの答弁が執行部からあったということがございました。これは、つまり約4,055万円不足する部分を補うための税率引き上げの提案ですが、結果としては、それをさらに上回って税収がある見込みという意味でありましょうか。 ○議長(小野栄利君) 渡辺委員長。 ◆総務常任委員会委員長渡辺一文君) さらに上回るわけではない、健全な運営をするために少々上げるという格好のようでございます。あとは本会議で説明されたとおりでございます。 ○議長(小野栄利君) 神志那文寛君。 ◆1番(神志那文寛君) 引き上げの理由、目的ではなくて、これは算定の見込みを答弁されていると思うんですね。4,055万円を上回るという見込みをしているように理解できるんですけれども、そこはどうなんですか。 ○議長(小野栄利君) 渡辺委員長。 ◆総務常任委員会委員長渡辺一文君) 3億4,000万円まで減少する見込みになっており、このような非常な厳しい財政になっていることから、国民健康保険事業の健全な運営を図るため税率を改正するものであるとの説明がありましたということです。合併当時は6億8,000万円、それから平成22年度決算で3億4,000万円まで減少するということは、簡単に言うと約半分という数字になりますけれども、そのために税率を改正するということでございます。 ○議長(小野栄利君) 神志那文寛君。 ◆1番(神志那文寛君) 私は基金のことは聞いていませんので、今のはちょっと答えになっていないんですが。 ○議長(小野栄利君) 神志那文寛君、討論でやっていただけませんか。今の質疑の内容を聞いておりますと、委員長の答弁そのものは委員会で出された意見そのものを伝えているということ、それ以上のことは委員長としては言えない部分があると考えますが。 神志那文寛君。 ◆1番(神志那文寛君) 委員会の中で執行部から説明があった部分をもう少し具体的に聞いているわけなんですけれども……さっき申し上げた若干昨年を上回るのではないかと見込んでいるという部分については、約4,055万円を上回って税収がありそうだと理解しておきたいと思います。
    ○議長(小野栄利君) ほかに質疑はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野栄利君) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 まず、第84号議案 豊後大野国民健康保険税条例の一部改正についての討論を行います。 まず、原案に反対者の発言を許します。 1番、神志那文寛君。 ◆1番(神志那文寛君) 1番、日本共産党神志那文寛です。 私は、この第84号議案 国民健康保険税条例の一部改正について反対をいたします。 国保税については、平成22年3月に資産割を廃止して、その分を所得割を引き上げて補うことを決定していますが、今回の議案は、さらに所得割率を引き上げて14.37%へ、また、低所得者ほど負担率が高くなる加入者均等割を400円、世帯平等割を400円引き上げるものです。この引き上げにより、所得300万円の4人家族では53万6,800円という高額な負担額となります。今回の引き上げ理由は、課税対象となる所得がおおむね10%下がったため、不足する約4,055万円を補うためとのことでありますが、市民の所得が減った中で国保税を引き上げるのは、まさにただの数字合わせで、市民の生活を見ていないのではないでしょうか。所得が下がり税金が上がれば、世帯の生活が苦しくなるのは当然であります。これを認めるわけにはまいりません。 また、今申し上げた世帯の例ですが、介護分を除いても43万1,500円、負担率は14.38%という額であり、これは会社勤めのサラリーマンなどが加入する健康保険と比較しても約2倍の個人負担を負わされています。国民健康保険には事業主負担がありません。だからこそ国の負担が欠かせないのでありますが、昭和59年、1984年に、それまで医療費の45%を国が負担していたものを38.5%に削減し、その削減分は被保険者の負担に回されたのです。この削減分を当時の医療費の45%に戻すだけでも、1人当たり3万円、4人家族で12万円の引き下げが可能となるのです。市当局においては、国に対して国庫負担割合引き上げを要望しているとのことでありますが、このような具体的な数字をもって要望していただきたい。 なお、国保基金についてでありますが、今年度は当初予算で2億2,000万円の取り崩しを行っていますが、それがすべて使われるかどうかは現段階では見込みが立っていないとのことであります。では、昨年度、平成22年度分はどうであったか。昨年度は2億3,000万円の取り崩しを計上したものの、年度末決算では1,000万円の取り崩しで済みそうだとの見込みであります。今回の試算による約4,055万円の国保税収不足については、基金の取り崩し2億2,000万円で十分吸収できるのではないでしょうか。被保険者の所得が下がっている中での増税を認めるわけにはまいりません。 地方公共団体の本旨は、住民の福祉の増進を図ることであります。住民の命と健康を守る分野にこそ資源を集中し、行政運営していただくことをお願い申し上げ、反対の討論といたします。 ○議長(小野栄利君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野栄利君) ほかに討論はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野栄利君) これで討論を終わります。 これから第84号議案を採決します。 本案に対する委員長の報告は可決です。 第84号議案は、委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(小野栄利君) 起立多数です。 したがって、第84号議案 豊後大野国民健康保険税条例の一部改正については、委員長報告のとおり可決されました。 次に、第91号議案 財産の無償譲渡についての討論を行います。 まず、原案に反対者の発言を許します。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野栄利君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野栄利君) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから第91号議案を採決します。 本案に対する委員長の報告は可決です。 第91号議案は、委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(小野栄利君) 起立全員です。 したがって、第91号議案 財産の無償譲渡については、委員長報告のとおり可決されました。 次に、第92号議案 財産の無償譲渡についての討論を行います。 討論はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野栄利君) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから第92号議案を採決します。 本案に対する委員長の報告は可決です。 第92号議案は、委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(小野栄利君) 起立全員です。 したがって、第92号議案 財産の無償譲渡については、委員長の報告のとおり可決されました。 次に、第93号議案 財産の無償譲渡についての討論を行います。 討論はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野栄利君) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから第93号議案を採決します。 本案に対する委員長の報告は可決です。 第93号議案は、委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(小野栄利君) 起立全員です。 したがって、第93号議案 財産の無償譲渡については、委員長報告のとおり可決されました。 次に、陳情受理番号8号 豊後大野市発注の公共工事三重中学校等)に対する地元建設関連企業への受注機会の拡大に係る要望についての討論を行います。 まず、原案に反対者の発言を許します。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野栄利君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野栄利君) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから陳情受理番号8号を採決します。 本案に対する委員長の報告は趣旨採択です。 陳情受理番号8号は、委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(小野栄利君) 起立全員です。 したがって、陳情受理番号8号 豊後大野市発注の公共工事三重中学校等)に対する地元建設関連企業への受注機会の拡大に係る要望は、委員長報告のとおり趣旨採択とすることに決定しました。--------------------------------------- △第85号議案、第86号議案、第89号議案、第90号議案、第95号議案、請願受理番号7号の委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(小野栄利君) 日程第6、第85号議案 豊後大野廃棄物処理施設条例の一部改正についてから日程第11、請願受理番号7号 義務教育費国庫負担制度堅持教育予算拡充を求める請願までの6案件を一括議題とします。 本6案件は、厚生文教常任委員会に付託としてありましたので、厚生文教常任委員長の報告を求めます。 厚生文教常任委員長高山豊吉君。          〔厚生文教常任委員会委員長 高山豊吉君登壇〕 ◆厚生文教常任委員会委員長高山豊吉君) それでは、厚生文教常任委員会委員長報告を行います。 さきの本会議において付託された案件は6件であり、6月23日に委員会を開催し、審査を行いました。 まず、第85号議案 豊後大野廃棄物処理施設条例の一部改正についてであります。 平成22年第1回定例会に提出された、第11号議案 豊後大野市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正について及び第12号議案 豊後大野廃棄物処理施設条例の一部改正については、第11号議案が否決、第12号議案は可決となりました。そのため、否決された第11号議案の改正条例の条文を引用する第12号議案の改正条例は、条ずれが生じたまま公布する結果となりました。今回の改正は、条ずれが生じている本条例第6条の条文中「第28条」の文言を「第29条」に改めるものです。 採決の結果、原案のとおり可決すべきものとして決定しました。 次に、第86号議案 豊後大野市老人憩の家条例の一部改正についてであります。 本案件は、第90号議案 財産の無償譲渡について(旧長湯憩の家)と内容に関連がありますので、会議規則第89条に基づき一括議題として審査を行いました。執行部から、長湯憩の家は、行財政改革集中改革プランに基づく公共施設の整理、統廃合の見直しに伴い廃止することとする。廃止後は、社会福祉法人偕生会に対し建物は無償で譲渡し、土地は有償で貸与するとの説明がありました。 長湯憩の家は、昨年12月定例会において、改修の上、存続を希望する請願が提出された経緯があります。付託された総務常任委員会は、願意については十分理解できるが、財政状況等から当分の間は実現することが不可能である。けれども、趣旨には賛成であるという意味の議決、趣旨採択とすべきとの結論を3月定例会で出したことは、皆さんご承知のとおりです。このときの佐藤徳宣委員長の報告の中に、豊後大野市民が利用する地域交流施設を設けるなど、公募条件を満たす方に貸与できれば、存続を希望する請願者の意思に全く沿えない結果にはならないのではとありました。 本委員会の質疑も、民間移譲後の豊後大野市民に対しての優遇措置に関する議論に集中しました。日帰りの送迎つき食事と入浴のサービスを行ってきたサロン事業は、移譲後も継続されるのかとの質疑があり、偕生会から、これまで社会福祉協議会が行ってきたサロン事業等はそのまま継続する。また、内容は充実していきたいと考えており、今後のあり方について、老人会と話し合いを持ちたいとの提案があったとの答弁がありました。 次に、偕生会の業務の形態から考えれば、施設の運営内容はデイサービス事業が中心となってしまうのではないか。したがって、一般市民が利用しづらくなってしまうのではとの質疑があり、デイサービス等の介護保険事業とは全く別に、一般市民向けの生きがい対策事業や、憩いの場の提供が検討されているとの答弁がありました。 さらに、民間移譲後のサロン事業等のPRに関する市の取り組みはとの質疑があり、PRを含め、営業方針についても、偕生会と慎重に話し合いをしていくとの答弁がありました。 第86号議案と第90号議案のそれぞれについて採決した結果、いずれも原案のとおり可決すべきものとして決定しました。 次に、第89号議案 豊後大野市病院事業の設置等に関する条例の一部改正についてであります。 この改正は、国県から本条例と豊後大野国民健康保険条例の関連が不明確であると指摘を受けたことに伴い、豊後大野市民病院が病院統合後も国民健康保険診療施設であると明確に表記するもので、それにより今後も特別調整交付金を受けられるとの説明がありました。 特別調整交付金は幾ら交付されるのかとの質疑があり、平成22年度は4,000万円の交付があった。診療施設関係で医療機器等の入れかえが生じた場合、国に申請し、認められれば今後も交付されるとの答弁がありました。 採決の結果、原案のとおり可決すべきものとして決定しました。 次に、第95号議案 平成23年度豊後大野病院事業特別会計補正予算(第1号)であります。 この議案は、収益的収支を増額するものであります。収入の増額3,745万2,000円は現在の病院事業管理者の退職金に係る県負担金であり、支出の増額4,511万4,000円は嘱託職員報酬・手当600万円、病院事業管理者の退職金としての法定福利費3,911万4,000円であるとの説明がありました。 給与費明細書の職員数について、県立三重病院から派遣されている職員の市民病院職員への採用状況と今後の方向性はとの質疑があり、現時点で採用はないが、派遣された職員に聞き取り調査などを行い、本人の希望に沿いながら職員の確保に努めていきたいとの答弁がありました。 採決の結果、原案のとおり可決すべきものとして決定しました。 最後に、請願受理番号7号 義務教育費国庫負担制度堅持教育予算拡充を求める意見書の提出を求める請願であります。 本請願について、紹介議員である赤嶺謙二議員に委員会への出席を求めました。 赤嶺議員から、小学校1年生においてのみ35人以下学級が実現することにはなったものの、きめ細かい教育の実現のためには、やはり30人以下学級の実現が必要である。大分県では独自に小学校1、2年生、中学校1年生について30人以下学級が実施されているが、例えば小学校1年生の場合、分割された学級の人数の下限が18人と定められているため、1学年34人のときなどは分割後17人となり、下限18人を下回るため、30人以下学級をつくることができないといった問題点があるとの説明がありました。 採決の結果、賛成多数で採択すべきものとして決定しました。 なお、意見書案の「教育予算について、GDPに占める教育費の割合は、OECD加盟国の中で日本は最下位となっています」とあるが、最下位の文言は、ほかの表現に改められないかとの意見があり、休憩して赤嶺議員から請願者に確認をとっていただきました。再開後、請願者からの申し出に基づき、「最下位となっています」は「下位のほうに位置しています」に訂正することにいたしましたことを補足します。 以上で、厚生文教常任委員会に付託された案件の審査経過と結果の報告を終わります。          〔厚生文教常任委員会委員長 高山豊吉君降壇〕 ○議長(小野栄利君) 委員長報告が終わりました。 これから委員長報告に対する一括質疑を行います。 質疑はありませんか。 9番、小野泰秀君。 ◆9番(小野泰秀君) 請願受理番号7号についてお尋ねいたします。 この請願につきましては、昨年の定例会で既に可決していると認識しております。つまり、まだ1年たっていない中で、この内容は前回上げた内容と私は同趣旨と思っております。1年満たないこの請願が、1年前に可決を見たものと……私はまだそれが有効であると認識をしております。したがいまして、その辺、委員会で議論がなかったのかどうかお尋ねします。 ○議長(小野栄利君) 高山委員長。 ◆厚生文教常任委員会委員長高山豊吉君) ちょっと書類を見てよろしいでしょうか。 今、確認しましたけれども、そのような議論はなされておりません。 ○議長(小野栄利君) 小野泰秀君。 ◆9番(小野泰秀君) これはだれに聞けばいいのかちょっとわかりませんけれども、つまりこの請願、1年もたたないうちに請願が出されると。既に議会は可決していると。逆な面を言いましょう。否決された請願を、ではもう一度出そうということも反面考えられるわけですから、やはり有効期限といいますか、ただやみくもに請願を出せば通るんだということに私はならないと思います。また議会としても、この取り扱いについてはやはり慎重であるべきと思うわけです。いかがでしょうか。 ○議長(小野栄利君) 高山委員長。 ◆厚生文教常任委員会委員長高山豊吉君) 私に対する質問ですか、それともこの議会、議長に対する質問でしょうか。 ○議長(小野栄利君) この場で休憩します。          休憩 午前10時44分          再開 午前10時45分 ○議長(小野栄利君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 9番、小野泰秀君、委員長報告に対する質問をお受けしております。したがいまして、ただいまの質問については答弁しかねます。 小野泰秀君。 ◆9番(小野泰秀君) 多分そうだと思います。了解しました。 ○議長(小野栄利君) ほかに質疑はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野栄利君) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 まず、第85号議案 豊後大野廃棄物処理施設条例の一部改正についての討論を行います。 討論はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野栄利君) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから第85号議案を採決します。 本案に対する委員長の報告は可決です。 第85号議案は、委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(小野栄利君) 起立全員です。 したがって、第85号議案 豊後大野廃棄物処理施設条例の一部改正については、委員長報告のとおり可決されました。 次に、第86号議案 豊後大野市老人憩の家条例の一部改正についての討論を行います。 討論はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野栄利君) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから第86号議案を採決します。 本案に対する委員長の報告は可決です。 第86号議案は、委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(小野栄利君) 起立全員です。 したがって、第86号議案 豊後大野市老人憩の家条例の一部改正については、委員長報告のとおり可決されました。 次に、第89号議案 豊後大野市病院事業の設置等に関する条例の一部改正についての討論を行います。 討論はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野栄利君) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから第89号議案を採決します。 本案に対する委員長の報告は可決です。 第89号議案は、委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(小野栄利君) 起立全員です。 したがって、第89号議案 豊後大野市病院事業の設置等に関する条例の一部改正については、委員長報告のとおり可決されました。 次に、第90号議案 財産の無償譲渡についての討論を行います。 討論はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野栄利君) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから第90号議案を採決します。 本案に対する委員長の報告は可決です。 第90号議案は、委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(小野栄利君) 起立全員です。 したがって、第90号議案 財産の無償譲渡については、委員長報告のとおり可決されました。 次に、第95号議案 平成23年度豊後大野病院事業特別会計補正予算(第1号)の討論を行います。 討論はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野栄利君) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから第95号議案を採決します。 本案に対する委員長の報告は可決です。 第95号議案は、委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(小野栄利君) 起立全員です。 したがって、第95号議案 平成23年度豊後大野病院事業特別会計補正予算(第1号)は、委員長報告のとおり可決されました。 次に、請願受理番号7号 義務教育費国庫負担制度堅持教育予算拡充を求める請願の討論を行います。 まず、原案に反対者の発言を許します。 5番、佐藤辰己君。 ◆5番(佐藤辰己君) 請願受理番号7号について、反対の立場で討論します。 先ほど委員長から詳しく説明がありましたが、これまで私もこの請願につきましては賛成の立場で意見を述べさせていただきましたし、これまでは重ねての請願であり、ほとんどが同趣旨だと判断しながら賛成してまいりました。 ところが本年につきましては、特に3月11日に東北地方で大震災があり、全国きずなのもと、頑張ろう日本のかけ声の中で、国が一体となってどういった支援をするか議論中の現在であります。 この国庫負担制度は2分の1から3分の1に三位一体改革の中で減額されてまいりました。近年早々の話ではなく、これまでも、長きにわたってこの請願がなされてきた現実でありますが、私は現在のこの立場の中で、国に2分の1に国庫負担制度を戻す、復元する要望が果たして地方自治の中で望ましいのかなという疑問を抱いている1人であります。 確かに、この三位一体改革の中で地方自治は責任と財源を確保しなければなりません。その痛みも十分わかるわけでありますが、本年につきましては、東日本大震災、早期なる復興財源という観点から、本趣旨に賛同できない旨を報告とし、討論といたします。 ○議長(小野栄利君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野栄利君) ほかに討論はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野栄利君) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから請願受理番号7号を採決します。 本案に対する委員長の報告は採択です。 請願受理番号7号は、委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(小野栄利君) 起立多数です。 したがって、請願受理番号7号 義務教育費国庫負担制度堅持教育予算拡充を求める請願は、委員長報告のとおり採択されました。--------------------------------------- △第87号議案、第88号議案の委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(小野栄利君) 日程第12、第87号議案 豊後大野戦略作物生産拡大関連基盤緊急整備事業分担金徴収条例の制定について及び日程第13、第88号議案 豊後大野市営住宅条例の一部改正についての2案件を一括議題とします。 本2案件は、産業建設常任委員会に付託としてありましたので、産業建設常任委員長の報告を求めます。 産業建設常任委員長、長野健児君。          〔産業建設常任委員会委員長 長野健児君登壇〕 ◆産業建設常任委員会委員長(長野健児君) それでは、産業建設常任委員会委員長報告を行います。 さきの本議会において付託された案件は2件であり、6月23日に委員会を開催し、審査を行いました。 まず、第87号議案 豊後大野戦略作物生産拡大関連基盤緊急整備事業分担金徴収条例の制定についてであります。 制定の主な理由は、水田の有効利用に必要な用水確保が困難となっていることから、戦略作物生産拡大関連基盤緊急整備事業が創設されており、この事業を実施するに当たり受益者から分担金を徴収する必要があるために制定するものですとの説明がありました。 個人や営農集団でも対象となるのかとの質疑に対し、個人ではなく、農協や営農集団などの団体ですとの答弁がありました。 また、22.5%の地元負担が高いのではないかとの質疑に対し、過疎などの面で6法指定地域になっており、5%有利になっていますとの答弁がありました。 慎重審査を行い、採決の結果、原案のとおり可決すべきものとして決定しました。 最後に、第88号議案 豊後大野市営住宅条例の一部改正についてであります。 改正の主な理由は、市営下赤嶺住宅については、昭和42年に建設し、老朽化が著しいことや、入居者が昨年の9月に全員退去したこと、また今後建てかえの計画がなく、用途廃止をする条件の耐用年数30年を経過しているので廃止をするものですとの説明がありました。 土地や建物を個人に譲渡できないかとの質疑に対し、入居者であれば条件にもより譲渡できる手続もありますとの答弁がありました。 また、廃止後、更地にするなどの計画はあるのかとの質疑に対し、建物等も含めて土地を買っていただける人がいれば、今後管財係と協議しますとの答弁がありました。 慎重審査を行い、採決の結果、原案のとおり可決すべきものとして決定しました。 以上で、産業建設常任委員会に付託された案件の審査経過と結果の報告を終わります。          〔産業建設常任委員会委員長 長野健児君降壇〕 ○議長(小野栄利君) 委員長報告が終わりました。 これから委員長報告に対する一括質疑を行います。 質疑はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野栄利君) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから討論を行います。 まず、第87号議案 豊後大野戦略作物生産拡大関連基盤緊急整備事業分担金徴収条例の制定についての討論を行います。 まず、原案に反対者の発言を許します。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野栄利君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野栄利君) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから第87号議案を採決します。 本案に対する委員長の報告は可決です。 第87号議案は、委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(小野栄利君) 起立全員です。 したがって、第87号議案 豊後大野戦略作物生産拡大関連基盤緊急整備事業分担金徴収条例の制定については、委員長報告のとおり可決されました。 次に、第88号議案 豊後大野市営住宅条例の一部改正についての討論を行います。 討論はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野栄利君) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから第88号議案を採決します。 本案に対する委員長の報告は可決です。 第88号議案は、委員長報告のとおり決定することに賛成の方は起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(小野栄利君) 起立全員です。 したがって、第88号議案 豊後大野市営住宅条例の一部改正については、委員長報告のとおり可決されました。 ここで、11時15分まで休憩いたします。          休憩 午前10時57分          再開 午前11時15分 ○議長(小野栄利君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △第94号議案の討論、採決 ○議長(小野栄利君) 日程第14、第94号議案 平成23年度豊後大野一般会計補正予算(第2号)を議題とします。 本案については、質疑が終わっておりますので、これから討論を行います。 まず、原案に反対者の発言を許します。 1番、神志那文寛君。 ◆1番(神志那文寛君) 1番、日本共産党神志那文寛です。 私は、第94号議案 平成23年度一般会計補正予算(第2号)に反対をいたします。 反対する事業は、電算システム更新事業3億3,320万4,000円、戸籍システム更新事業8,047万円であります。 反対する理由について、以下2点を申し上げます。 まず1点目は、基幹系業務システムと内部情報系業務システムを、自治体クラウドという新たなシステムで構築する点であります。このシステム更新によって、システム導入費用と5年間の運用にかかわる費用、そして次の機器更新費用が現行よりも1億1,554万円削減できるとの事前説明、試算でありましたが、このシステムは、戸籍を除いて行政が持つ住民の個人情報、住民記録や国保や国民年金、税、子ども手当、保育、健康管理などなど、これらを遠隔地に預けてしまうものです。 しかし、日本においてのクラウドは、サーバーの統合によるコスト削減が先行し、安全面を含めた包括的な視点での取り組みがまだまだ不十分との専門家の指摘があります。具体的に申し上げますと、この自治体クラウドは、今後、国民ID構想のもとに行政と民間とで住民の情報をやりとりすることが想定されていますが、個人情報の保護をどのような体制で保障していくのでしょうか。欧州においては、第三者機関によって個人情報保護の体制がとられているとのことでありますが、日本においてはいかがでしょうか。 また、1つの自治体クラウド内におけるネットワークのセキュリティーが一定の水準で保たれているとしても、自治体ごとのデータセンター間、あるいは行政と民間との間を結ぶネットワークのセキュリティーは、日本においては非常に脆弱であり不十分であるとの指摘であります。自治体クラウドに預けようとしているのは住民の個人情報であります。住民の安全にかかわることについては、効率だけで判断してはならないと考えます。まだまだ自治体クラウドについては時期尚早であるとの懸念を持つものです。 次に、2点目でありますが、これは電算システム更新事業と、戸籍システム更新事業の両方にかかわります。 このシステム更新については、平成21年7月に成立した改定住民基本台帳法、以下、改定住基法と申し上げます、これに対応するための措置でありますが、この改定住基法に問題があると考えておりますので、賛成するわけにはまいりません。 その内容を申し上げますが、まず改定住基法と関連して同じ日に成立した改定出入国管理・難民認定法、以下、改定入管法と申し上げます、についてであります。 この改定入管法は、特別永住者、外交、公用、短期滞在、3カ月以下の在留期間が決定された興行などの在留資格を除く3カ月以上の中長期在留者について、在留カードを交付するものですが、この在留カードには顔写真、氏名、生年月日、性別、国籍、住居地、在留資格、在留期間、在留期間の満了日、許可の種類、就労制限の有無などの個人情報が記録されることになり、さらに常時携帯が義務づけられ、これを違反した場合は20万円以下の罰金に処せられるというものであります。 加えて、現在、国が住民の情報を閲覧しようとする場合には、住基法に基づき、その事由などを明らかにするなどの請求手続を行う必要がありますが、改定入管法においては、外国人住民についてはこのような手続さえ行わずに、国は自動的に情報を収集できる仕組みになっております。これは、外国人住民だけ情報提供する仕組みを新たにつくるものであります。私ども日本共産党は、改定入管法については在留外国人の私的生活の細部に立ち入り、個人生活の監視を許すもので、プライバシー権を侵害する、住民基本台帳制度に外国人の管理強化を持ち込むものであるとの見解であります。 次に、改定住基本法についてであります。 外国人住民に医療や教育などを受ける権利を保障するために、住民基本台帳を制度化することは必要であります。しかし、改定によって住民基本台帳に記載される外国人は、今述べた在留カードを交付された人や特別永住者などに限定され、それ以外の在留資格を有しない外国人を、その地に住んでいるにもかかわらず、医療や介護、年金や生活保護、就学などの行政サービスから排除する可能性があります。在留資格を有しない外国人であっても基本的人権は保障されるべきでありますし、それが国際人権規約の考え方でもあります。実際、地方自治法上は、外国人住民の在留が適法か不法かにかかわらず、差別なく行政サービスは受けられるものであります。市町村の裁量で、いわゆる不法滞在であっても外国人登録証を交付し、国民健康保険証を発行する自治体もありました。 また、いわゆる不法滞在であっても、難民申請を行い、それが認められるまでの期間--これは平均で2年かかっているようですが--この期間は人道上の配慮が必要なのでありますが、こうした方が住民基本台帳に記載されないとなると、この期間に行政サービスが受けられなくなる、就労することさえもできなくなる可能性が出てまいります。 このようなことから、私ども日本共産党は、この改定住基本法についても問題があるとの見解でありますので、この法改正に対応するためのシステム更新について反対するものであります。 ○議長(小野栄利君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。 討論はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野栄利君) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから第94号議案について採決します。 第94号議案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。          〔賛成者起立〕 ○議長(小野栄利君) 起立多数です。 したがって、第94号議案 平成23年度豊後大野一般会計補正予算(第2号)は、原案のとおり可決されました。 ここで暫時休憩いたします。          休憩 午前11時25分          再開 午前11時27分 ○議長(小野栄利君) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △日程の追加 ○議長(小野栄利君) お諮りします。 ただいま衞藤竜哉議員外1人から発議第5号が提出されました。 これを日程に追加し、追加日程第1として日程の順序を変更し、直ちに議題にしたいと思います。これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野栄利君) 異議なしと認めます。 したがって、発議第5号を日程に追加し、追加日程第1として日程の順序を変更し、直ちに議題とすることに決定しました。--------------------------------------- △発議第5号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(小野栄利君) 追加日程第1、発議第5号 義務教育費国庫負担制度堅持教育予算拡充を求める意見書を議題とします。 提出者より趣旨説明を求めます。 4番、衞藤竜哉君。          〔4番 衞藤竜哉君登壇〕 ◆4番(衞藤竜哉君) 発議第5号 義務教育費国庫負担制度堅持教育予算拡充を求める意見書。 上記の議案を別紙のとおり、豊後大野市議会会議規則第14条第1項の規定により提出します。 平成23年6月29日提出。 豊後大野市議会議長、小野栄利様。 提出者、豊後大野市議会議員、衞藤竜哉。賛成者、同、神志那文寛でございます。 義務教育費国庫負担制度堅持教育予算拡充を求める意見書であります。 文章は、ほぼ先般の議案の文章のとおりでありますが、先ほど厚生文教常任委員長からも報告がありました、中ほどより下の文章であります。 「子どもたちが全国どこに住んでいても、機会均等に一定水準の教育を受けられることが憲法で保障されている。しかし、教育予算について、GDPに占める教育費の割合は、OECD加盟国(28カ国)の中で日本は下位のほうに位置している」。ここを「最下位」から「下位のほうに位置している」と訂正させていただきました。あとの部分は、そのままの内容でございます。 これが皆さんに認められれば、内閣総理大臣、菅直人様、内閣官房長官、枝野幸男様、文部科学大臣、高木義明様、財務大臣、野田佳彦様、総務大臣、片山善博様に出すことになります。 以上、ご審議お願いします。          〔4番 衞藤竜哉君降壇〕 ○議長(小野栄利君) これから質疑を行います。 質疑はありませんか。 10番、佐藤徳宣君。 ◆10番(佐藤徳宣君) これ、GDPというのは何年のデータでしょうか。 ○議長(小野栄利君) 衞藤竜哉君。 ◆4番(衞藤竜哉君) この義務教育費国庫負担制度堅持教育予算拡充を求める請願については、新市になってから幾度か出ています。我々厚生文教常任委員会の委員、その幾度か出ている全部を精査いたしました。平成17年6月13日、平成19年6月1日、平成20年2月15日、平成21年6月18日、平成22年6月1日、平成23年6月2日と出ております。そのうち、平成21年6月18日付に関しては不採択ということでありました。それから、つけ加えて申しますと、平成17年6月13日の請願につきましては、本趣旨には採択だったんですが、実効性ある教育改革を求める請願については不採択ということでありました。 その勉強した中で、文部科学省が出しているデータ、2010年度版のOECD、「図表でみる教育」2010年度版で勉強したところであります。 ○議長(小野栄利君) 佐藤徳宣君。 ◆10番(佐藤徳宣君) 対GDP比ではなくて、GDP、1人当たりの教育費にすると何番めぐらいになりますか。 ちなみに、これ2003年のデータで、日本は6,247ドルで、世界で3番目です。アメリカ、フランス、日本です。 ○議長(小野栄利君) 衞藤竜哉君。 ◆4番(衞藤竜哉君) 個人的に1人当たりの予算はまだ勉強していませんが、ここで見たところ、GDP比、全教育段階、それから初等・中等教育、高等教育という部分で見たところ、全教育段階に関してはOECD各国の最下位ですが、初等・中等教育では下から3番目、高等教育では下から2番目という、私たちはそういった勉強をしたところです。 ○議長(小野栄利君) 佐藤徳宣君。 ◆10番(佐藤徳宣君) 高等教育というのは高校、大学ですか。 ○議長(小野栄利君) 衞藤竜哉君。 ◆4番(衞藤竜哉君) 初等・中等教育とは別です。高等教育ですので、多分そのことだと私は理解しております。 ○議長(小野栄利君) 佐藤徳宣君。 ◆10番(佐藤徳宣君) これは義務教育費についての意見書ではないんでしょうか。 ○議長(小野栄利君) 衞藤竜哉君。 ◆4番(衞藤竜哉君) 私たちは、あらゆる観点から、こういったデータを見て、それを参考にさせていただいたところであります。 ○議長(小野栄利君) 佐藤徳宣君。 ◆10番(佐藤徳宣君) 1人当たりのGDPで割ったときは、幾らになりますか。 ○議長(小野栄利君) 衞藤竜哉君。 ◆4番(衞藤竜哉君) そこはまだ把握しておりません。 ○議長(小野栄利君) 佐藤徳宣君。 ◆10番(佐藤徳宣君) 2003年のデータでちょっと古いんですけれども、このときで3位です。一番下にはならないと思います。そこをよく調べて、後でいいからお願いします、2010年度版を。 ○議長(小野栄利君) ほかにございますか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野栄利君) 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。 これから発議第5号について討論を行います。 まず、原案に反対者の発言を許します。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野栄利君) 次に、原案に賛成者の発言を許します。 9番、小野泰秀君。 ◆9番(小野泰秀君) やりとりの中で、大局的に見たとき……現在の理念なき民主党政権のもとで、今いろんな施策が右往左往して我々国民は振り回されております。そういった中で、子ども手当が現在1万3,000円と。これは現行では9月までとなっております。つまり、これが廃止されますと児童手当法が復活するわけです。児童手当法が復活になりますと、当然、中学生にはその手当がいかないということにもなりますし、今現在扶養控除のほうが廃止されております。大変な増税になっているわけです。少なくとも、私はこの義務教育の国庫負担ぐらいはやはり国が持つべきと考えております。 よって、この原案に賛成をするものであります。 ○議長(小野栄利君) ほかに討論はありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野栄利君) 討論なしと認めます。これで討論を終わります。 これから発議第5号を採決します。 発議第5号は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。          〔賛成者起立
    ○議長(小野栄利君) 起立多数です。 したがって、発議第5号 義務教育費国庫負担制度堅持教育予算拡充を求める意見書は、原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議員派遣の件 ○議長(小野栄利君) 日程第15、議員派遣の件を議題とします。 お諮りします。 議員派遣の件について、別紙のとおり決定することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野栄利君) 異議なしと認めます。 したがって、議員派遣の件については、別紙のとおり決定しました。          (巻末261ページに掲載)--------------------------------------- △閉会中の継続審査申出書(議会運営委員会、厚生文教常任委員会) ○議長(小野栄利君) 日程第16、閉会中の継続審査申出書を議題とします。 お手元に配付いたしました申出書のとおり、各委員長からそれぞれの所管事務調査について、会議規則第98条並びに第104条の規定により、閉会中の継続審査の申し出があります。 お諮りします。 各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小野栄利君) 異議なしと認めます。 したがって、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続審査とすることに決定しました。          (巻末262~263ページに掲載)--------------------------------------- △閉会の宣告 ○議長(小野栄利君) これで本日の日程は全部終了しました。 会議を閉じます。 閉会前に一言ごあいさつを申し上げます。 私の議長就任以来、最初の定例会となりました平成23年第2回定例会も、議員皆様のご協力をいただき、17日間の会期を無事に終了し、閉会できますことに感謝とお礼を申し上げます。 地方分権による議会改革が一層求められる中で、今期定例会では初の試みとしてケーブルテレビによる一般質問の生中継を実施しました。議会の生きた情報を多くの市民の皆様にお届けすることにより、身近で開かれた議会になったものと確信をいたしておりますが、同時に議会、そして議員一人一人の姿勢が注目されることにもなります。 議会は言論の府と言われますが、一定のルールに沿った能率的な運営と平等な発言の保障があってこそ成り立つものであり、そのためには、発言時間や発言内容等で制約を受けることにもなります。 私も、議長として公正中立な立場で議会の秩序と尊厳維持のため努めてまいる所存でありますので、今後とも議員皆様のご理解とご協力をお願いし、本定例会の総括を含めまして閉会に当たりごあいさつとさせていただきます。 これをもって、平成23年第2回豊後大野市議会定例会を閉会します。          閉会 午前11時37分会議の経過を記載して、その相違がないことを証するため、ここに署名する。  平成  年  月  日         議長    小野栄利         署名議員  神志那文寛         署名議員  沓掛義範...